工場におけるポンプは、冷却水、薬品、原料など、さまざまな流体を移送する重要な役割を担っています。ポンプの故障は、生産ラインの停止、品質低下、安全上のリスクなど、工場全体の稼働に深刻な影響を及ぼしかねません。そのため、ポンプの適切な保全は、工場設備の安定稼働と生産性向上に不可欠です。なお、本稿では陸上タイプの液体を扱うポンプを想定しております。
ポンプ保全は、大きく分けて「予防保全」と「事後保全」の2種類があります。
・予防保全: 定期的な点検や部品交換を行い、故障を未然に防ぐための保全
・事後保全: 故障が発生した後に行う修理や部品交換
理想的なのは、予防保全を主体とし、計画的にポンプの状態を管理することです。しかし、すべての故障を予測することは困難であるため、事後保全も適切なタイミングで実施する必要があります。
ポンプにトラブルが発生した場合、迅速かつ的確な対応が求められます。一般的なトラブルとその原因、対処法を以下に示します。
・吐出量低下: 異物詰まり、配管の漏れ、インペラの摩耗
・異音・振動: 軸受の摩耗、インペラのアンバランス、キャビテーション
・漏れ: グランドパッキンやメカニカルシールの劣化、配管の腐食
加圧給水ポンプや汚水排水ポンプ等の定期点検、分解整備から更新工事まで、総合的にメンテナンスを行います。現場の状況に応じた修理内容の提案により、ポンプ設備の故障を未然に防ぎ、断水や設備停止などのトラブルを防止します。
このようなお困りごとにお応えします。
・ポンプから異音がする
・吐出量が下がっている
・年数が経過したポンプに不具合が発生していないか、点検して欲しい。
当社の強み、ポイントは下記となります。
・メーカーを問わず、あらゆるポンプの取扱いが可能
・給水、排水、空調、ろ過設備など幅広い用途のポンプに対応
・設置経過年数や、省エネ対策を考慮して、適切な修理内容をご提案
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・ポンプ点検
運転値を測定し、異音や漏水の発生有無などを確認します。増圧(ブースター)ポンプの場合は、逆流防止器の点検も必要です。点検の結果によって修理をご提案します
・ポンプ分解整備
ポンプの各構成部品には、取替え周期の目安があります。保守計画を組んで定期的に整備を実施することで、ポンプの寿命を延ばすことができます。分解整備に合わせて、軸受やメカニカルシール、制御部品の取替えを行います。
・ポンプ更新
部品の交換だけで不具合が改善しない場合は、ポンプ本体の交換が必要です。状況によって付帯する配管工事、電気工事も含めて更新を行います。
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ある工場では、長年使用しているポンプから異音と振動が発生し、生産ラインの安定稼働に支障をきたしていました。原因特定と迅速な修理が必要とされ、当社にご相談いただきました。当社の技術者が現地調査を行ったところ、ポンプの軸受の摩耗とインペラのアンバランスが原因であることが判明しました。直ちに部品の調達と修理作業を開始し、軸受の交換とインペラのバランス調整を実施。精密な調整作業の結果、異音と振動は完全に解消され、ポンプは正常な状態に回復しました。
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・安全確保: ポンプの運転中や分解時には、安全対策を徹底
・記録管理: 点検・修理履歴を記録し、予防保全に活用
・専門知識: ポンプの構造や特性を理解し、適切な保全を実施
三重県を中心とした東海エリアで、ポンプの保全・修理のことなら酒重にお任せください。創業以来、長年培ってきた豊富な経験と専門知識で、お客様のポンプ設備をトータルサポートいたします。当社は、予防保全から緊急時のトラブル対応まで、幅広いニーズにお応えします。ポンプの種類やメーカーを問わず、迅速かつ的確なサービスを提供し、お客様の生産ラインの安定稼働を支えます。ポンプの保全・修理に関するお困りごとがございましたら、ぜひ酒重までお気軽にお問い合わせください。