技術情報

クーリングタワーの仕組み・チラーとの違いを解説!

クーリングタワーの仕組みとは

クーリングタワーは、水を蒸発させることで熱を奪い、冷却水を冷やす装置です。産業施設や建物などで熱を放散するために使用されます。具体的に下記3つのステップで冷却が行われます。

1,散水:冷却水はポンプで揚水され、タワー上部の装置部分から散水されます。

2,気化熱による冷却:散水された水が空気中の熱を熱を吸収して蒸発し、気化熱を奪います。この気化熱が冷却水の温度を下げます。

3,排気:蒸発した水蒸気は、ファンによってタワー外へ排気されます。

クーリングタワーの種類

クーリングタワーは、大きく分けて2種類あります。

・開放式:直接冷却。外気と直接触れる構造で冷却水を冷却させます。冷却効率が高く、構造がシンプルです。

・密閉式:間接冷却。冷却水を密閉管路を通し、散布水によって間接冷却させます。外気と直接触れない構造で騒音や水飛沫を抑えられます。

クーリングタワーとチラーの違い

クーリングタワーとチラーはどちらも冷却水を生成する装置ですが、役割と動作方式に違いがあります。クーリングタワーは、熱交換器で発生した熱を放出した冷却水を更に冷やす装置です。具体的には水を蒸発させることで気化熱を放出し、冷却冷却水を冷やします。外気との接触面積が大きいため、冷却効率が高く、大容量の冷却に適しています。

一方、チラーは冷媒を用いて冷却水を直接冷却する装置です。具体的には、冷媒を圧縮して液化させてその際に発生する熱を奪うことで冷却水を冷やします。冷却効率はクーリングタワーほどは高くないです。精密な温度制御が可能で小容量の冷却や一定温度の維持に適しています。

>>クーリングタワー(冷却塔)の修理・メンテナンス (技術情報)

当社のクーリングタワー事例「クーリングタワーの清掃作業」

お客様の要望(問い合わせ内容)

「設置してから一度もクーリングタワーの清掃や点検をしたことがありません。きちんと動作出来ているのかどうかも気になっています。また、汚れのせいでエネルギー効率が低下しているのではないかと気になっています。酒重さんからの案内で初回の点検が無料と聞いたので一度見てもらいたいです。」

改善効果・当社からの提案

【対応内容】
初回の点検自体は、クーリングタワーが動いていても確認できるため工場の止まっている日を選ぶ必要もないため、すぐに現地調査を行いました。作業内容と高所作業であることを現地にてお客様と確認を行い、ご納得いただき見積書を提出しました。施工日数は半日~1日程度で終了。お客様の構内ルールを厳守し、フルハーネスの着用を行っての作業をいたしました。
【お客様の声】
安全に作業していただきありがとうございました。使用していたマットがすごく汚れていてびっくりしました。外装についても今まで清掃を行っていなかった為、汚れが目立っていましたが綺麗にしていただけて助かりました。今後も定期的にお願いしていこうと思います。

>>クーリングタワーの清掃事例

クーリングタワーの修理や工事は当社にお任せください。

「三重 工場営繕工事・機器修理.com」を運営する株式会社酒重では、クーリングタワーの修理や工事を多数おこなっております。お困りの際は是非お問い合わせください。

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