工場や倉庫、大型機械の設置において欠かせないのが基礎工事です。しかし、基礎工事というと何をするのか、どういった種類があるのかを知る人は少ないのではないでしょうか。今回は機械設置の基礎工事に焦点を当て、そのメリット、デメリット、そして実施の流れについて解説します。
基礎工事は、文字通り建物や機械の基盤となる部分を造る工事です。地震や崩れのリスクを減らし、機械の稼働を安定させる役割があります。
全体に鉄筋コンクリートを使用する方法で、不同沈下が起こりにくいメリットがあります。しかし、その分コストがかさむデメリットも。
逆T字型にコンクリートを打ち込む方法で、コストが抑えられるメリットがある一方、耐震性にやや劣ることも。
高い耐震性を誇りますが、工事期間が長くなることがデメリットです。
地縄張り、根切り、砕石敷きの工程
外周の型枠を組み、防湿シートを敷く
基礎と上部構造を繋ぎ留める重要な部分
養生し、強度を確保、型枠を外し、余分なコンクリートを除去
機械設置の基礎工事は、安全で確実な機械運用の土台となる重要な工程です。各種類のメリット、デメリットを理解し、プロジェクトのニーズに合ったものを選ぶことが大切です。